宝石店に行くとダイヤモンドを筆頭にルビーやサファイア、エメラルド、誕生石などよりどりみどりですね。
パワーストーンと宝石を比べると同じ石でも見栄えも値段も違いがあるのは一目瞭然だと思います。
特に五大宝石に分類されるダイヤモンドはパワーストーンと宝石とでは色合いも輝きも値段も全く違います。
パワーストーンと宝石とでは同じ名称の石でも何故こんなに違いがあるのか、それは人が加える手間が関係しています。
また、パワーストーンと宝石とでは効果はどちらが強いのか気になるところだと思います。
今回はパワーストーンと宝石の違いについてご説明いたします。
パワーストーンと宝石の違い・その1〜貴石と半貴石〜
パワーストーンと宝石の違いを書くにあたり貴石と半貴石の違いがまず挙げられます。
○貴石とは○
硬度が7以上で希少価値の高い五大宝石と呼ばれるダイヤモンド・ルビー・サファイア・エメラルド・アレキサンドライトが貴石の代表です。
その他には硬度は7以下であるものの美しい外観である翡翠・オパール、硬度が7以上で美しい外観のアクアマリン・ペリドット・ガーネット・トルマリン・トパーズ・キャッツアイ・ジルコンが貴石として分類されています。
○半貴石とは○
硬度が7以下で比較的入手しやすい水晶・アメジスト・フローライト・ターコイズ・マラカイト・ムーンストーンetc.など貴石に比べると様々な天然石が挙げられます。
確かに五大宝石と半貴石を比較すると美しさや希少性の面で値段は大幅に違いますが、五大宝石には人の手間もかなりかけられています。
続いては加工についてご説明いたします。
パワーストーンと宝石の違い・その2〜加工について〜
パワーストーンとして販売されている石はあまり加工を施されていません。
そのため天然石ならではのインクルージョン(内包物)やクラック(内部の亀裂)などもそのままで丸玉に研磨されます。
研磨されることにより、磨きがかかり美しい色合いになります。
しかし内包物やクラックはそのままなので天然石ならではの美しさもあります。
対して宝石は、染色したりインクルージョンやクラックに対してプラスチックやオイルを施す含浸処理など、より美しく売り出すために人の手が加えられています。
もちろん研磨も行われています。
五大宝石に限っていうとダイヤモンド・アレキサンドライトには必ずと言っていいほど加工処理をされています。
五大宝石はジュエリーとして人気があるので美しく売り出すために加工が施され、希少な石がさらに小粒サイズになってしまいますがたいへん美しい宝石の仕上がりになっています。
一つの例としてダイヤモンドの原石はお世辞にも美しいとはいえませんが、磨いて研いて磨いて…を繰り返すので、出来上がりはよく宝石店で目にする小粒サイズの輝く宝石になるのです。
パワーストーンと宝石の違い・その3〜値段について〜
宝石の場合は加工の手間と希少価値の高さから数万〜数十万の値段で売り出されます。
その宝石がどこかのブランド品ですと尚、値段が高くなります。
パワーストーンの場合は手間も宝石ほどかかっていないので、ジュエリーショップで購入するよりも安価で入手しやすいです。
しかし、パワーストーンの中でも希少価値の高い石は沢山あるのでそういった石は宝石並に高く売り出されています。
値段の高いパワーストーンの一例として隕石であるモルダバイト、ギベオンなどが挙げられます。
また、ルビー・エメラルド・サファイアなどはパワーストーンとしても販売されていますが、宝石として販売されているものと比べると見栄えが劣ります。
そのためパワーストーンとして販売されている五大宝石はジュエリーショップよりも安く入手できます。
パワーストーンと宝石の効果の違いについて
パワーストーンと宝石の違いについて説明いたしましたが、効果に違いはあるのでしょうか。
パワーストーンと宝石の効果を比べると、加工の少ないパワーストーンのほうが若干効果は強いです。
なぜなら宝石は、その石の何%かはプラスチックやオイル、色素が必ず施されているため石そのものの大きさは物凄く小さい可能性もあるためです。
しかし、見た目を重視するならば宝石もしくは宝石質を選んで購入した方が持ち主と共鳴しやすいです。
ちなみに宝石質というのは、原石の時点で美しく、加工する手間もあまり必要のない天然石のことです。
原石の中でクラックやインクルージョンが無く透明度や発色も美しい部分は宝石質として販売されることが多い傾向があります。
パワーストーンと宝石の効果の違いについてのまとめ
パワーストーンと宝石の違いについて説明いたしました。
宝石は美しく施すために人工的な手間を加えていますが、天然石よりも高級感と存在感があります。
対してパワーストーンの天然石はクラックやインクルージョンが美しく栄えますし、それが天然石の醍醐味です。
効果は宝石よりもパワーストーンの方が強いですが、好みで選んでみてくださいね。
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